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ペアローンは節税効果があってお得ってホント?中古マンションを購入した夫婦の実体験

ペアローンは節税効果があってお得ってホント?実体験をお伝えします 住宅・ローンのこと

こんにちは。夫より年収が高い妻のぽちみんです。

うちは夫婦2人暮らし、世帯年収はおよそ1,100万円です。
内訳はざっくり夫が350万、私が750万円くらい。

私たちは3年前に中古マンションをペアローンで購入しました。

ペアローンは節税効果がある・得するなどと聞いたことはありませんか?

ペアローンを利用している私たちのケースで、
実際のところ本当に得しているのか?いくら節税になっているのか?正直にお伝えします!

ペアローンは普通のローンと何が違う?

ペアローンとは、1つの物件に対して夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。
例えば3,000万円の住宅を購入する場合、夫と妻がそれぞれ1,500万円のローンを契約します。

夫婦で50%ずつではなくても、
片方が2,000万円で片方が1,000万円、片方が2,500万円で片方が500万円ということも可能です。

それぞれが契約するので2件分の契約を結ぶ・物件の所有権が共有名義になることが特徴です。
また、両方が団体信用生命保険に入るため、もし片方が亡くなったら亡くなった方のローン返済は不要になります。

一般的なローン(単独ローン)だと、
基本的に夫婦のどちらかが契約を結ぶので契約数は1件、所有権も契約者の単独名義となります。

団体信用保険も契約者のみが加入するので、
万が一契約者ではない方が亡くなった場合でもローンの返済義務は残ります。

ペアローン 単独ローン
契約数 1件 1件
物件の所有権 共有名義 単独名義
団体信用生命保険 両方 契約者

1人分の収入ではローンが組めない物件でも、ペアローンなら手が届くかもしれません。
夫婦それぞれに安定した収入がある場合によく活用されます。

住宅ローン控除ってどんな制度?受けるための条件は

「住宅ローン控除」がどんなものかというと、
住宅をローンで購入した人に最長13年間、毎年いくらかが所得税・住民税から戻ってくる制度です。

住宅ローン控除を受けるための主な条件は以下です。

住宅ローン控除を受けるための主な条件
  • 年間所得が2,000万以下であること
  • ローンの返済期間が10年以上あること
  • 床面積が50m2以上あること(※1)
  • 床面積の50%以上が居住用であること
  • 住宅取得後6か月以内に入居し、引き続き居住していること
  • 2025年12月末までに入居すること(※2)

※1:40m2以上50m2未満でも一部適用される場合あり
※2:延長される可能性もあり

参照:国税庁|住宅借入金等特別控除など

一般的なサラリーマンが35年ローンでマイホームを購入すれば、おおよそ当てはまりそうですね。

ペアローンがお得と言われる理由

ペアローンがお得と言われる理由は、住宅ローン控除を2口受けられるからです。
契約者が2人いるのでそれぞれが控除を受けられるということですね。

控除額は購入する住宅の種類や、ローンの額によって変わってきます。

年末の時点でのローン残高に対して控除率をかけた額がその年に戻ってくるお金ですが、計算できるローン残高には上限額があります。

例えば新築で6,000万円の長期優良住宅・低炭素住宅をローンで購入した場合
年末時点で5,500万円のローンが残っていたとしても、
限度額が4,500万円なので4,500万円に控除率をかけて計算することになります。

住宅の種類 控除の対象となる借入限度額
(年末の時点でのローン残高)
控除率 控除期間
新築物件 長期優良住宅・低炭素住宅 4,500万円 0.7% 13年
ZEH水準省エネ住宅 3,500万円
省エネ基準適合住宅 3,000万円
その他 2,000万円(※)
中古物件 長期優良住宅・低炭素住宅
ZEH水準省エネ住宅
省エネ基準適合住宅
3,000万円 10年
その他 2,000万円

※2023年中に建築確認を受けていない・2024年6月30日までに建築されていない場合は対象外

長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅などは、耐震性や省エネに優れているとして認定を受けている住宅のことです。

これらが当てはまるかどうかはホームページやパンフレットなどには載っていないことも多いので、
物件を扱っている不動産屋に問い合わせて確認してみましょう。

ペアローンと単独ローンの比較

例えば8,000万円の新築物件(省エネ基準適合住宅)を購入した場合で、
年末時点でのローン残額が13年間ずっと限度額を上回っているとします。

単独ローンであれば

3,000万円×0.7%=21万円が、13年間戻ってきます。

ペアローンで4,000万円ずつ夫婦でローンを組んだ場合であれば、

3,000万円×0.7%×2口=42万円が、13年間戻ってきます。

ペアローンだと2人それぞれが控除を受けられるので、この場合は単独ローンと比べてほぼ倍になりますね。

ただ、ペアローンでもそれぞれがいくら借りるのか、どの種類の物件を購入するかでも控除額は変わってきます。

ご自身の場合でぜひ当てはめてみてください。

ぽちみん家の実際の控除額はいくら?

私たちは5,000万円の中古マンションを購入しました。

そのため「中古物件」の「その他」に当てはまり、控除の対象となる借入限度額は2,000万円です。

【中古物件・その他の場合の条件】

住宅の種類 控除の対象となる借入限度額
(年末の時点でのローン残高)
控除率 控除期間
中古物件 その他 2,000万円 0.7% 10年

私たちは夫が2,000万円・私が3,000万円でペアローンを組みました。

私は毎月8万円をローン返済していますが、最初の10年間でローン残高が2,000万円を切ることはありません。(繰越返済をすれば別ですが)
そのため、2,000万円×0.7%×10年で、満額の140万円が戻ってくる想定です。

夫は毎月6万円をローン返済していますが、返済開始の時点でローン残金が2,000万円なので、
毎年の年末のローン残高は1930万円→1860万円→1790万円と2,000万円を切ってきます。
(毎年約70万円分をローン返済するとした、かなりざっくりな計算)

そのため、控除額は満額の140万円よりは少なくなる想定です。

2024年の住宅ローン控除ではいくら戻ってきた?

私は年末時点でのローン残高が2,000万円以上あったので、
満額の140,000円が12月の給与と一緒に振り込まれていました!わーい!

そして夫は40,000円しか払われなかったそうです…
え、なぜ!!?

夫のローン残高は年末時点でまだ1,900万円くらいはあると思うので、
1,900万円×0.7%=133,000円くらいは戻ってくるはずなのに…!

なぜ夫は住宅ローン控除で戻ってくるお金が少なかったのか

色々調べてみました。

まず、住宅ローン控除は支払った所得税から戻ってくる制度。
年収350万円の夫の年間の所得税は約70,000円ほど。
そのため、そもそも最大でも70,000円しか戻ってこなかったんです。

かつ、2024年は政府によりおこなわれた「定額減税」というものがありましたよね…!
この措置により、給与所得者は1人につき30,000円が所得税からすでに控除されていました。
(2024年6月以降の給与に30,000円分が上乗せされていたはず)

定額減税とは

定額減税とは、2024年(令和6年)4月1日に施行された「令和6年度税制改正法」に盛り込まれた制度で、一人につき所得税3万円、住民税1万円の控除が受けられる措置。
長引く物価高や賃金が上がらないことで大きくなっている国民の経済的負担を軽減する目的で実施された。

この定額減税により、70,000円(年間の所得税)− 30,000円(定額減税)=40,000円分しか
2024年に関しては控除される金額が残っていなかったというわけでした…

だから夫は40,000円しか払われなかったんですね…

でも、ここで朗報!
所得税から控除できなかった分の住宅ローン減税額は、今年6月以降に毎月の住民税から控除してもらえるみたいです!
わ〜よかった🥹

こういうことがあるので、
住宅ローン控除を申し込む際は、自分の所得税を確認してみた方がいいですね。
もし所得税で控除しきれなかったら、6月以降に住民税からちゃんと引かれているかもチェックしましょう!

住宅ローン控除、どうやって申請すれば良いか分からない!
という方は申請方法を記載したこちらの記事↓もご覧ください。

ペアローンをやめた方が良い場合もある

このように2人がそれぞれ住宅ローン控除を受けられるペアローン。
得しかないように思えますが、デメリットもあります。

それは、離婚すると面倒なんです笑

2人ともが契約者なので、どちらも「離婚後に自分が住みたい」と主張し始めたら話し合いです。
逆に2人ともが出ていくとなれば、売却の手続きなどをしなければなりません。

ペアローンから単独ローンへの途中変更はケースとして難しいようなので、
どちらかが住むにしてもまずはローンの一括返済をしなければならないことも多いようです。

なので、絶対に離婚しないぞ!と決意して組むことが大事です。

あとはそれぞれが団体信用生命保険に入るので、片方が万が一亡くなっても、もう片方の返済義務は残ることもデメリット。
もし夫が亡くなって悲しみのどん底でも、毎月ローンは返済し続けなくてはいけない…

でもそこは私たちはメリットと捉えていて、
シンプルに自分の組んだローンを返すことさえ考えていれば良いので分かりやすい気がしています。笑

最後に、契約が2件になることで事務手数料が2件分かかることもデメリットです。

とはいえ、印紙税・司法書士さんへの報酬などで追加5〜6万円多くかかった程度でした。
ペアローンを断念するほどの理由にはならないかと思います!

ペアローンのデメリット
  • 離婚の時に面倒
  • 相手が亡くなっても自分のローンの返済義務は残る
  • 事務手数料が2件分かかる


ぽちみん家の場合は、
ペアローンで住宅ローン控除が2口受けられて確かにお得でした!

ただ、購入する住宅の種類やそれぞれがいくらのローンを組むのかによっては
単独ローンの時の控除額と大きく変わらない場合もあります。

また、ペアローンには離婚すると手続きが面倒というデメリットもあります。

ぜひご自身の場合で試算してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!🥹